正直に言う、プログラマー転職で「何から始めるか」迷った3ヶ月は無駄じゃなかった

「プログラマーに転職したいけど、何から手をつければいいかわからない。」スクール?独学?資格?ポートフォリオ?情報が多すぎて、調べれば調べるほど動けなくなっている——そんな状態ではないでしょうか。

私自身、異業種からプログラマーへの転職を決意したとき、まさに同じ状況でした。毎晩スマホで「プログラマー 転職 何から始める」と検索しては、結局何も行動しないまま寝落ちする日々。この記事では、そこから抜け出して実際に転職活動を進めた経験をもとに、最初の1ヶ月で本当にやるべきこと、やらなくてよかったことを正直にまとめます。同じように迷っている人が「今日やること」を1つ決められる記事にしました。


目次

  1. プログラマー転職を決意した背景と、動けなかった本当の理由
  2. 最初の3ヶ月で実際にやったこと——順番が全てだった
  3. 失敗したこと・予想外だったこと——美化せず話す
  4. プログラマー転職が向いている人・正直やめたほうがいい人
  5. 「何から始めるか」に迷う時間を終わらせるために

プログラマー転職を決意した背景と、動けなかった本当の理由

転職の動機を明確にしないまま情報収集を始めると、判断基準がないまま選択肢だけが増えて身動きが取れなくなります。

「なんとなくIT」では動機が弱すぎた

私が転職を考え始めたのは、営業職として5年働いた30歳のときでした。最初の動機は正直「手に職をつけたい」「リモートワークしたい」くらいのふわっとしたもの。この状態でスクールの比較サイトを見ても、どれも良さそうに見えて決められませんでした。

振り返ると、「なぜプログラマーなのか」を言語化できていなかったのが最大の問題でした。転職面接でも必ず聞かれるこの質問に答えられない段階では、あらゆる準備が空回りします。

情報収集が「行動の代わり」になっていた罠

もう一つの落とし穴は、調べること自体が行動した気になること。「今日はスクール3つ比較した」「Qiitaの記事を5本読んだ」——これは行動ではなく消費です。私はこの状態で1ヶ月を消費しました。

動けなかった本当の理由はシンプルで、失敗するのが怖かった。お金も時間もかけて転職できなかったらどうしよう、という不安が「もう少し調べてから」という言い訳になっていたのです。


最初の3ヶ月で実際にやったこと——順番が全てだった

何をやるかより「どの順番でやるか」で効率が大きく変わります。遠回りした経験から、最短ルートを整理しました。

1ヶ月目:まず「触って」から考えた

情報収集をやめ、以下の3つだけに絞りました。

  • Progateで1つの言語を1周する(私はJavaScript。2週間で完了)
  • 転職エージェントに無料相談する(「未経験OK」の求人の現実を知るため)
  • 転職動機を紙に書き出す(A4用紙1枚。面接用ではなく自分用)

ここで重要だったのは、学習と市場調査を同時並行したこと。Progateを触ることで「プログラミングが苦痛じゃないか」を確認しつつ、エージェントとの面談で「未経験者に求められるレベル感」を把握しました。

2ヶ月目:ポートフォリオを1つ作った

スクールには通わず、UdemyとYouTubeの無料教材でToDoアプリを1つ作りました。正直、見た目はしょぼいです。でもエージェントに言われた「未経験者は"完成させた経験"があるだけで上位10%」という言葉を信じて、とにかく完成させることを優先しました。

費用はUdemyのセール時に購入した講座が約1,500円。スクールの数十万円と比較すると、まず低コストで試す価値は十分ありました。

3ヶ月目:書類作成と応募開始

職務経歴書に「前職の経験×プログラミング」をどう掛け合わせるかを意識して書きました。営業職だった私の場合、「顧客の課題をヒアリングして仕様に落とし込む力」をアピールポイントにしました。

応募数は3ヶ月目だけで15社。書類通過は5社、最終的に2社から内定をいただきました。なお、すべて在職中に進めたので、収入が途切れるリスクはゼロでした。


失敗したこと・予想外だったこと——美化せず話す

うまくいった話だけでは参考にならないので、正直に失敗も共有します。

資格取得に時間をかけすぎた

最初、ITパスポートや基本情報技術者試験の勉強を始めてしまいました。結論から言うと、未経験からプログラマーに転職する段階では、資格よりポートフォリオのほうが圧倒的に評価されます。エージェントからも「資格は入社後でいい」と言われ、途中でやめました。約3週間のロスでした。

ただし、インフラ系やSIer系を目指す場合は資格が有効なケースもあるため、一概には言えません。自分が目指す企業の求人票を先に見ることで、必要なスキルセットが明確になります。

「未経験歓迎」の求人が想像と違った

「未経験歓迎」の中には、実質SES(客先常駐)でテスト業務だけという求人も少なくありません。これは転職エージェントに「開発に携われるか」を具体的に確認してもらうことで回避できました。

一人で求人を見ていたら見抜けなかったと思います。第三者の目が入ることで、求人の"裏側"が見えるようになったのは予想外のメリットでした。

学習中のモチベーション低下は必ず来る

2ヶ月目の途中で「向いてないかも」と強烈に思いました。エラーが解消できず3日間詰まったとき、すべてを投げ出したくなりました。

乗り越えられたのは、同じ時期に転職活動を始めたX(旧Twitter)の仲間がいたから。スクールに通わない選択をした場合、孤独との戦いは覚悟したほうがいいです。


プログラマー転職が向いている人・正直やめたほうがいい人

読者が自分に当てはめて判断できるよう、具体的な基準を示します。

こんな人はプログラマー転職に向いている

  • エラーを「なぜ?」と調べる行為が苦にならない人(楽しいとまでは言わなくてOK)
  • 年収が一時的に下がることを許容できる人(未経験からの転職では年収ダウンが一般的)
  • 1つのことを数時間続けて集中できる人
  • 「完璧」より「まず動かす」が性に合っている人

正直やめたほうがいい人——厳しいけど本音

  • 「楽して稼げそう」が主な動機の人。プログラマーの仕事は地味な作業の連続です
  • 学習時間を確保できない人。目安として、平日1〜2時間、休日3〜4時間の学習を3ヶ月続けるのが現実的なラインです
  • 35歳以上で「完全未経験」の人。不可能ではありませんが、求人数が大幅に減るため、戦略の練り直しが必要です

向いていないからダメという話ではなく、別のアプローチ(社内SE、ITコンサルなど)が合う可能性があるということです。


「何から始めるか」に迷う時間を終わらせるために

3ヶ月間の転職活動で最も強く感じたのは、完璧な準備を待っていたら永遠に始まらないということでした。

振り返ると、最初にやるべきことは2つだけでした。

  1. プログラミングに触る(Progateで十分。30分でいい)
  2. 転職エージェントに相談する(市場の現実を知る)

この2つを同時にやるだけで、「何から始めるか」の迷いは消えます。学習と市場調査が噛み合えば、自然と次のアクションが見えてきます。

もちろん転職活動には不安がつきものです。でも、あの「調べるだけで終わる夜」を繰り返すよりも、小さく動いて確かめるほうがずっと前に進めました。迷っているなら、まず今日、一歩だけ踏み出してみてください。


※転職活動は慎重に。在職中の転職活動をおすすめします。

📌 この記事はシリーズの一部です

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最終更新: 2026-04-04 / ※本記事の情報は記事公開時点のものです。最新情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。