正直に言う、未経験からエンジニア転職までの学習期間は甘くなかった

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「未経験からエンジニアになるには、何ヶ月勉強すればいいんだろう」——ネットで調べても「3ヶ月で転職成功!」という声もあれば「1年以上かかった」という声もあって、結局どれが本当なのかわからない。仕事をしながら限られた時間で勉強を始めたいのに、ゴールまでの距離が見えないのが一番つらいですよね。

この記事では、私が29歳・営業職からWeb系エンジニアに転職した経験をもとに、実際にかかった学習期間想定と現実のギャップ事前に知っておきたかったことを正直にまとめています。同じように「本当のところ、どれくらいかかるの?」と迷っている人へ、少しでも具体的な判断材料になれば幸いです。


目次

  1. 営業職の自分がエンジニア転職を考え始めた理由
  2. 学習期間の現実——実際にかかった時間と内訳
  3. 甘く見ていた3つの落とし穴
  4. 未経験エンジニア転職に向いている人・向いていない人
  5. 学習期間を最短にするために本当に大事だったこと

営業職の自分がエンジニア転職を考え始めた理由

転職の動機がぼんやりしていると、学習のモチベーションは確実に続きません。まず「なぜ目指すのか」を言語化しておくことが、学習期間の長さを左右する最初の分岐点です。

きっかけは「このまま10年後も同じ仕事をしているのか」という不安

当時の私は法人向け営業を5年ほど続けていました。成績は悪くなかったものの、業務の属人性が高く、自分のスキルが社外で通用する実感がなかった。30代を目前にして「手に職がほしい」と切実に感じたのが最初のきっかけです。

「3ヶ月で転職できる」という情報に飛びついた

プログラミングスクールの広告には「未経験から最短3ヶ月で内定」と書かれていました。これを文字通り信じて学習計画を組んだのが、後に大きなギャップを生むことになります。結論から言うと、私の場合は学習開始から内定まで約8ヶ月かかりました。


学習期間の現実——実際にかかった時間と内訳

「何ヶ月」より「何時間」で考えるほうが、自分の生活に落とし込みやすくなります。

総学習時間はおよそ800時間

平日は仕事後に2時間、休日は5〜6時間。これを約8ヶ月続けた計算です。内訳はざっくり以下の通りでした。

  • HTML/CSS/JavaScriptの基礎:約150時間(1〜2ヶ月目)
  • フレームワーク学習(React):約200時間(3〜4ヶ月目)
  • ポートフォリオ制作:約250時間(4〜6ヶ月目)
  • 転職活動(書類・面接対策含む):約200時間(6〜8ヶ月目)

注意してほしいのは、これはあくまで私個人のケースだということです。目指す職種(Web系・SIer・インフラなど)や、1日に確保できる学習時間によって大きく変動します。一般的には500〜1000時間程度を目安として語られることが多い印象です。

「学習期間3ヶ月」は嘘ではないが、条件がある

毎日8時間以上をプログラミングに充てられるなら、3ヶ月で500〜700時間の学習は可能です。つまり「仕事を辞めてフルコミットする人」や「学生で時間が潤沢にある人」なら、3ヶ月という数字は現実的。しかし在職中に1日2〜3時間が限界という人にとっては、6〜12ヶ月が現実的なラインです。

ここを見誤ると「自分は才能がないのでは」と錯覚して挫折しやすくなります。期間ではなく累計時間で管理するのが、メンタルを保つコツでした。


甘く見ていた3つの落とし穴

学習計画を立てたとき、私が完全に見落としていたポイントを共有します。これを知っておくだけで、無駄な遠回りを避けられるはずです。

① 「チュートリアルは理解できる」と「自分で作れる」は全く別物

教材の手順通りに進めているときは「できている感覚」がありました。しかしポートフォリオ制作に入った途端、白紙の画面を前にして何も書けない。いわゆるチュートリアル地獄です。

振り返ると、基礎学習の段階で「教材を見ずに同じものを作り直す」練習をもっと入れるべきでした。ここに気づくまでに1ヶ月近くロスしています。

② ポートフォリオの「完成」が想像以上に遠い

企業に見せるポートフォリオには、単なるTodoアプリでは弱い。認証機能・デプロイ・レスポンシブ対応など、実務に近い要素を盛り込む必要があります。「動くもの」を作るのに1ヶ月、「見せられるもの」に仕上げるのにさらに1ヶ月。ポートフォリオ制作は学習全体の3割近くを占めました

③ 転職活動そのものに時間がかかる

書類作成、企業研究、面接練習、技術テスト対策——これらにかかる時間を学習期間に含めていない人が多い印象です。私は書類選考を20社以上に出し、面接を受けたのは8社、内定は2社。この過程だけで約2ヶ月を要しました。

一歩踏み込んだ視点として伝えたいのは、「学習完了=転職成功」ではないということ。学習と転職活動のフェーズを分けて計画するだけで、焦りが大幅に減ります。


未経験エンジニア転職に向いている人・向いていない人

自分がこの道に合っているか不安なのは当然です。ただ、「向き不向き」は才能ではなく、スタンスや生活環境との相性で決まる部分が大きいと感じました。

向いている人の特徴

  • エラーを「解くべきパズル」として楽しめる人:学習の8割はエラーとの格闘です。これを苦痛と感じるか、面白いと感じるかで継続率が変わります
  • 1日2時間の学習を半年以上続けられる環境がある人:時間の確保は才能よりも重要です
  • 年収が一時的に下がることを許容できる人:未経験入社の場合、前職より年収が下がるケースが一般的です。長期視点で考えられるかどうかが分岐点

正直に言う、向いていない人の特徴

  • 「すぐに高年収を得たい」が最優先の人:未経験1年目で高年収を得るのは現実的ではありません。2〜3年の実務経験を積んで市場価値を上げていく前提が必要です
  • 「なんとなくカッコいいから」が唯一の動機の人:学習の途中で必ず「なぜこんなことをしているのか」と感じる瞬間が来ます。そのとき支えになるのは具体的な動機だけです
  • 学習時間を週10時間以上確保するのが難しい人:不可能ではありませんが、期間が1年以上に伸びるため、モチベーション維持の難易度が跳ね上がります

学習期間を最短にするために本当に大事だったこと

遠回りした経験があるからこそ伝えたい、「これをやっていれば2ヶ月は短縮できた」というポイントです。

早い段階で「作りたいもの」を決める

基礎学習を延々と続けるより、「このサービスを作る」というゴールを先に設定し、そこから逆算して必要な知識を学ぶほうが圧倒的に効率が良いです。私はこれに気づくのが遅く、基礎学習に時間をかけすぎました。

転職エージェントには学習中から登録しておく

「勉強が終わってから登録しよう」と考えがちですが、エージェントから市場の求人傾向や求められるスキルセットを早い段階で聞いておくことで、学習の方向性がブレにくくなります。これは本当にやってよかったと感じています。

独学でもいいが「質問できる相手」は確保する

スクールに通うかどうかは予算次第ですが、少なくとも詰まったときに聞ける相手がいるかどうかで、1つのエラーに費やす時間が劇的に変わります。オンラインコミュニティや勉強会でもいいので、孤独にならない環境づくりは意識すべきです。


迷っているなら、まず「100時間」だけ試してみてほしい

未経験からエンジニアを目指す学習期間に、万人に当てはまる正解はありません。ただ、在職中に取り組むなら6〜12ヶ月、累計500〜1000時間が一つの現実的な目安です。3ヶ月という数字に振り回される必要はありません。

私自身、8ヶ月かかった道のりは決して楽ではありませんでしたが、「あのとき始めなければ、ずっと同じ不安を抱えたままだった」と心から思います。まずはProgateやUdemyで100時間。それで「もっとやりたい」と感じたら、あなたには十分な適性があります。

迷っている時間も学習に充てられます。最初の一歩だけは、今日踏み出してみてください。


※転職活動は慎重に。在職中の転職活動をおすすめします。

📋 この記事について

当編集部が各サービスの公式情報・利用規約・最新口コミを調査し、中立的な立場で作成しています。情報は2026年04月07日時点のものです。最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。

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最終更新: 2026-04-07 / ※本記事の情報は2026年04月07日時点のものです。最新情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。